大事な内容なので過去のブログからの転記です。
次回、これに続く内容をかかせていただきます。
~~~~~~以下転記~~~~~~~~
さて、皆さんに問題です。
前提条件:クロージングセッションでの新規買い注文(返済買いでも同じです)
問題1:次の二つの注文はどちらが優先されますか?
1.15:11に出した、確実に約定するであろう価格(気配値+500円)の指値注文
2. 1と同じ時間に出した成行注文
答えは2です。
成行注文は、全てに優先されます。
問題2:次の二つの注文はどちらが優先されますか?
1.15:11に出した気配値+100円の指値注文
2.15:14に出した気配値+500円の指値注文
答えは2です。
時間よりも価格が優先されます。
問題3:次の二つの注文はどちらが優先されますか?
1.15:11に出した気配値+100円の指値注文
2.15:13に出した気配値+100円の指値注文
答えは1です。
価格が同じであれば時間が優先されます。
問題4:次の二つの注文はどちらが優先されますか?
1.15:11に出した気配値+500円の指値注文
2.15:14に出した成行注文
答えは2です。
問題1と同じで成行注文は、全てに優先されます。
つまりどの注文よりも確実に約定するのは成行注文なのです。
但し、寄りや引け以降では注文が万一未約定だった場合は失効するので、寄付き前などで確実に約定させたい場合は、問題2の様に即時約定する指値注文が有効になります。
こうすることにより、寄付きで未約定でもザラ場に引き継ぐことが出来ます。
これに対し、クロージングセッションでは、一番優先される成行注文が有効です。
なぜなら、通常の状態であれば、最優先する成行が未約定となることはまずありえませんし、仮にそうであれば指値注文も未約定となる可能性が高いからです。
また、何かあっても夕場寄りで注文できますよね。
※ただし、指値注文から成行変更は大証のシステム上は出来ません。
~~~~以上転記~~~~~~~
どうぞご参考になさってくださいね。
つづく・・・