※本記事は、2024/10/4に配信された225Laboマガジンのバックナンバーです
投資のリターンとリスクは、表裏一体です。とりわけ日経225先物は、最大20倍ほどのレバレッジをかけることができるため、ハイリターンが狙える投資です。
しかし、口座資金以上の金額の取引ができる一方、元本を超えた損失が発生するリスクもあります。このような日経225先物のメリット・デメリットを踏まえて、適切なリスク管理を行うことが重要です。今回は、日経225先物の取引の特徴からわかるリスクや、損切りの重要性についてご紹介します。
<少額の証拠金で多額の取引>
日経225先物には、「ラージ」、「ミニ」、「マイクロ」の3種類があります。主な違いは最低取引単位(1枚)となり、以下のように決められています。
ラージ:日経平均株価指数×1000倍
ミニ:日経平均株価指数×100倍
マイクロ:日経平均株価指数×10倍
例えば、日経平均株価指数が4万円の場合、ラージの1枚は4千万円もの取引金額となります。そのため、証拠金と呼ばれる担保を証券会社に差し入れてから取引が可能となります。なお、証拠金は「売り」「買い」ごとに設定され、金額は日々変動しますが、最近の傾向ではおよそ以下となります。
ラージ(売り/買い):〇〇〇万円/〇〇〇万円
ミニ(売り/買い): 〇〇万円/〇〇万円
マイクロ(売り/買い):〇.〇万円/〇.〇万円
このような証拠金を預けることで、保証金に対して十数倍の取引を行ったような投資効果を生み出します。いわゆるレバレッジ効果と呼ばれる、少ない資金で大きな取引ができるテコの原理のような投資効果ですが、リスクも大きくなります。仮に思惑とは逆の相場となり損失が発生した場合、証拠金だけでは資金が足りなくなる可能性もあります。そのような場合は損失額を追加保証金(追証)として差し入れる必要がありますので、あらかじめリスクとして押さえておくことをおすすめします。
なお、「レバレッジ効果」については第1回目で詳しくご紹介しました。過去の配信回は下記URLをクリックしてご覧いただけます。
◆225laboマガジン過去アーカイブ
<損切りも重要>
ご存知の方も多いと思いますが、「損切り」とは含み損が出ている資産を売却する行為を指します。さらなる損失が膨らむことを避けるために損失を確定させます。
日経225先物に限らず、相場格言の1つとして「損小利大」が挙げられます。具体的には損失を最小限に抑えるために適切なタイミングで損切りを行い、利益が得られる取引においては、可能な限り利を伸ばすことを表します。
損切りは、利益を減らす行為ではありますが、同時に損失を拡大させるリスクを減少させます。たとえプロの投資家でも思惑が外れることは少なくありませんが、適切なタイミングで損切りができるかどうかによって損失額は大きく変わります。一方、いわゆる「塩漬け」と呼ばれる損切りをしない選択肢もありますが、次のようなデメリットが考えられます。
・損失の拡大:根拠のない願望によってさらなる損失が増える可能性。
・投資機会の損失:資金が拘束されている状態では、他の投資ができない。
・メンタルへの悪影響:冷静さを欠いた状態でのさらなる損失の可能性。
一定のルールを決めて適切なタイミングで損切りを行うことが安定した取引には欠かせませんが、実際に損切りを行うことは困難を極めます。自らの投資判断の誤りを認め、損失を確定させなければならないため、抵抗を感じる方も多いでしょう。だからこそ、損切りルールを決め、感情に左右されず実行できた場合は、非常に価値のある行動と言えます。
<GatorsRoboのご案内>
日経225先物はレバレッジ効果によって大きなリターンが得られる可能性がありますが、いざという場合に備えてリスク管理についても考えておく必要があります。当社の「GatorsRobo(ゲイターズロボ)」では、感情に左右されない損切りルール設定などが可能です。最適なルール設定によってリスク管理をしながら取引を始めてみませんか。現在、14日間無料でお使いいただける試用版や、当社の担当者によるオンラインデモもご用意しております。ぜひお気軽にお申込みください。
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※GatorsRoboシリーズご利用にあたっての注意点
- 有価証券関連デリバティブ取引においては、指標の変動を直接の原因として損失が生ずることとなるおそれ(元本欠損が生ずるおそれ)があります。また、委託した証拠金を担保として証拠金の額を上回る多額の取引をすることができるため、損失の額が証拠金等の額を上回ることとなるおそれ(元本超過損が生ずるおそれ)があります。
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