225Laboマガジン第1回:日経225先物に投資するメリット・デメリットをご紹介!

※本記事は、2024/9/25に配信された225Laboマガジンのバックナンバーです

株の現物取引をはじめ投資信託、FX、暗号資産、ETFなど様々な投資の1つとして、「日経225先物」が挙げられます。昨今、史上最高値を更新した後、歴史的な急落・急騰に見舞われ、動向が注視される日経平均株価とも深く関わりがありますので、改めて注目されている方も多いのではないでしょうか。

今回の225laboマガジンは、日経225先物のメリット・デメリットを中心にお届けいたします。まずは、日経225先物の基本的な特徴などから見てみましょう。ご存知の皆さんもぜひ知識の整理にお役立てください。

<日経225先物とは?>

そもそも先物取引とは、特定の商品(原資産)を、あらかじめ決めた期日・価格で売買を約束する取引手法を指します。大きく「商品先物」と「金融先物」の2種類に分けられ、商品先物であれば、原油、金、トウモロコシ、大豆などが原資産の対象となります。もう一方の金融先物では、株式をはじめ様々な金融商品が原資産の対象となります。その金融先物の1つとして挙げられるのが、日経平均株価の値動きを原資産の対象とする「日経225先物」です。つまり、日経平均株価が今後、上がるのか下がるのかを予想して売買する取引なのです。

日経225先物では、現時点で取り決めた価格で「買う」約束だけでなく「売る」約束もできるため、株価下落を見込んで取引をすることも可能です。例えば、日経平均株価がズルズル下がっている下落相場でも「売り」から始めて買い戻すことによって、利益が出せる可能性があります。また、レバレッジを効かせることで手元資金よりも大きな金額での取引が可能となります。ここからは日経225先物のメリット・デメリットを取引方法などと一緒に見ていきましょう。

<日経225先物のメリット>

それでは、日経225先物のメリットについて見てみましょう。大きく次の4つが挙げられます。

◆メリットその1:個別銘柄の選別・分析が不要

日経平均株価の値動き情報は、日々のニュースなどで手軽に入手できます。そのため、株の現物取引のように個別銘柄の選別・分析が不要で、IRや決算内容など企業ごとの業績を気にする必要もありません。また、日経平均株価は東証プライム市場(旧:東証第一部市場)に上場する約1,650銘柄(2024年5月現在)から選別された225銘柄から算出された指標となりますので、倒産や上場廃止などのリスクは極めて低い点も注目です。

◆メリットその2:証拠金のみで取引可能・レバレッジが効く

先物取引では、証拠金と呼ばれる担保を証券会社に差し入れ(入金)すれば取引が可能となり、日経225先物でも同様です。一見、敷居が高いように思われがちですが、証拠金さえ差し入れすれば、実際の取引価額より少ない資金で取引を行い、小さな値動きでも大きなリターンを得られる可能性があります。これをレバレッジと呼び、元々は「てこ(梃子)」を意味しますが、小さな力で大きなものを動かす「てこの原理」をイメージしていただければ分かりやすいでしょう。なお、レバレッジは損失が生じた場合にも作用するリスクがありますので、注意が必要です。

◆メリットその3:相場の下落時にもチャンスがある

株の現物取引をはじめ多くの投資では、買った価格よりも高値で売ることによって売却益が生じます。一方、日経225先物では、日経平均株価が先行き下落すると予想される場合でも、原資産を売って値下がりした時点で買い戻せば収益を上げることができます。このような取引を「売建て(うりだて)」と呼びます。

◆メリットその4:流動性が高く取引が成立しやすい

日経225先物は、2024年9月現在で日本、シンガポール、米国の3つの市場で取引され、参加者も非常に多いことから常に活発に売買が行われています。そのため、昼夜を問わず取引時間内であれば想定した価格に近いところで取引が可能です。このような取引のしやすさを「市場流動性」と呼び、日経225先物は非常に高い市場流動性を備えています。

<日経225先物のデメリット>

メリットがあれば、当然デメリットもあります。大きく想定される3つのデメリットを見てみましょう。

◆デメリットその1:長期保有ができない

日経225先物は月単位で取引期日が設定されていますので、株の現物取引や投資信託などのように長期保有することができません。この取引できる期限の月を「限月(げんげつ)」と呼びます。そして、限月の第2金曜日がSQ日(エスキューび)と呼ばれる最終決済日となり、SQ日の前日15時15分までの間に売買するルールとなっています。例えば、2024年9月が限月の場合は9月13日(金)がSQ日となります。なお、限月を超えた場合はSQ日の日経平均株価構成銘柄の始値に基づいて計算される特別清算数値(SQ値)で強制的に決済される仕組みになっています。

◆デメリットその2:自己資金以上の損失が発生する可能性がある

前述のメリットでお伝えしたように証拠金に対してレバレッジをかけて取引を行う場合、少額の元手で大きな利益を得られる可能性があります。しかし、自己資金以上の損失が発生する可能性もあります。この点は、株の信用取引やFX、暗号資産など他のレバレッジがかけられる投資でも同様です。

◆デメリットその3:値洗いによる追証発生のリスクがある

未決済のまま保有している新規の買付および売付を「建玉(たてぎょく)」と呼びます。この建玉に対して、証券会社が毎日、「値洗い(ねあらい)」と呼ばれる評価を行い、評価損益が証拠金に反映されますが、もし証券会社が定める最低維持証拠金額を下回った場合は、追証(おいしょう)と呼ばれる不足金を入金する必要があります。なお、追証とは「追加保証金」の略称となり、一定期間内に支払わなければ、建玉が強制的に返済されます。

<GatorsRoboのご案内>

日経225先物のメリット・デメリットは今回お伝えした限りではありません。多くの投資家さんは、取引の経験を通してメリット・デメリットを体感しています。

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